「箱根駅伝」の歴史をたどる講座の募集を開始しました。講義をされるお二人の講師をご紹介します。今回、箱根駅伝の歴史を語るのに最もふさわしい先生にお願いしました。
有吉正博(ありよし まさひろ)氏
(帝京科学大学特任教授、東京学芸大学名誉教授、関東学生陸上競技連盟会長、 日本学生陸上競技連合副会長)
略歴:
1947年福岡県生まれ、東京教育大学(現筑波大学)時代には箱根駅伝4年連続出場、インカレ入賞、福岡国際マラソン出場など。東京教育大学大学院修了後、東海大学で箱根駅伝初出場から6位入賞まで指導、東京学芸大学に移って35年間教育研究に従事する一方、附属大泉小学校長、芸術・スポーツ科学系長などを歴任し停年退職。著書に「小学校の陸上運動」(不昧堂)、「長距離・マラソン・駅伝」(成美堂)、「快走術」(日本実業出版)、「トレイルランニング」(岩波書店)、「箱根を走った勇姿たちは、今」(不昧堂出版)など。 全国中学駅伝NHKテレビ解説(2001-2004)
真田 久(さなだ ひさし)氏 (筑波大学特命教授)
略歴:
1955年東京都生まれ。筑波大学大学院修了。博士(人間科学)
古代から近現代のオリンピックの歴史研究とオリンピック教育を手がける。
IOCオリンピック研究センター助成研究選考委員
元東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与
趣味;水泳、温泉
(*真田先生はNHK大河ドラマ「いだてん」の監修もなさっておられました。)
講座趣旨
:大正9(1920)年の第1回東京箱根間関東大学駅伝競走から1世紀を経て2024年には第100回大 会を迎える「箱根駅伝」の歴史をたどる講座。箱根駅伝誕生の秘話や旧制小田原中学(現県立小田原高校) や地域がどのような役割を果たし、その当時のスポーツの歴史的・社会的背景など多彩な視点からの講義と パネルディスカッションを行う予定です。(文責・澁谷)
<講座概要>
(1日目)11月19日 (土曜)13時~16時
第1回 箱根駅伝の誕生 講師:澁谷彰久 (山梨県立大学名誉教授)
第 2 回 箱根駅伝の歴史 講師:有吉正博 (関東学生陸上競技連盟会長・ 東京学芸大学名誉教授)
第 3 回 箱根駅伝とオリンピック 講師:真田 久 (筑波大学特命教授)
(2日目)11月26日(土曜)13時~16時
第 4 回 嘉納治五郎とオリンピック 講師:真田 久 (筑波大学特命教授)
第 5 回 小田原中学の教育と徒歩部の活躍 講師:仮野慎一 (小田原高校同窓会 樫友会 史料委員会委員長)
第 6 回 パネルディスカッション 「箱根駅伝創設の時代背景と小田原中学 の役割について」 登壇者: 有吉正博・ 真田 久・ 仮野 慎一 司会:澁谷彰久
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